症状を追いかけない④(膝痛)
- 省三 遠野
- 2016年5月17日
- 読了時間: 1分
昨日、膝痛患者さんが来られました。 膝をある角度に倒す時に痛みが誘発されるという症状で、十分膝を曲げる事も出来ない感じでした。 半月板(膝関節内の軟骨)検査…異状なし 側副靱帯の検査…異状なし 半腱様筋・半膜様筋…硬結(筋肉のコリ)あり これだけを検査すると、異状のあった半腱様筋・半膜様筋のコリを取るだけで治りそうな雰囲気なんですが、うつぶせになってもらい、膝関節を回転させるとゴリゴリと音が鳴る。 そこで、足首の方を検査して見ると、距骨の内転変位がありました。 距骨の異状は腓骨の捻じれ原因になっているので、腓骨と脛骨の位置調節を行ったら、無事膝のゴリゴリはなくなりました。 同時に半腱様筋・半膜様筋の硬結も改善していました。 すると、膝が十分曲がるようになり痛みもある程度改善したようです。後は放っておいても改善するでしょう。
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