痛み止めって副作用怖いんですか?
- 省三 遠野
- 2016年6月9日
- 読了時間: 2分
最近、患者様から痛み止めを使って良いかどうかという質問を受けました。
患「顎が痛くて我慢できないんですけど、痛み止めって飲んだら子宮に溜まるって言うし、飲んだらダメなんですよね?」
私「子宮に薬が溜まるってどういう意味ですか?」
患「なんか、薬が外に出なくなって、最後に副作用が思いっきり出るみたいな・・・」
私「う~ん、そんなことは聞いたことがないですね~」
確かに副作用はあるのですが、妊娠中だとか、胃の病気、腎臓病がある人でなければ、1~2週間毎日飲んだところで、寿命が短くなったり、副作用による後遺症の様なものがあるのでしょうか?
あくまでも私の個人的な考え方ですが、痛み止めでもなんでもそうですが、使い様だと思うのです。
例えば、肩こりからくる頭痛になっているとします。頭痛を我慢していてもなかなか治らないとします。
すると痛みが原因で体が緊張して、肩や首周辺の緊張(コリ)が強くなり、結果的に血流が悪くなるでしょう。すると、余計に症状が悪化していくでしょう。
そこで痛み止めを飲んで、頭痛を麻痺させると、痛みを感じなくなった時に体の緊張がほぐれてくるので、結果的に頚肩周辺の血流が改善し、頭痛は早く改善します。
ですから、頭痛薬の効果(6~8時間)が切れる頃には、痛みは治っている事が多いと思います。治らなかったり、一度治っても頻繁に頭痛が起こるようであれば病院で検査してもらいましょう。脳に異状がなければ整体などの民間療法が有効だと思います。
『バカとハサミは使い様』と言いますが、薬も使い様です。専門家に良く聞いて正しい使い方を教えてもらって、健康な生活をして欲しいなぁ~と思います
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