肩こり・頭痛の患者様
- 省三 遠野
- 2016年6月10日
- 読了時間: 2分
、岡山のある研修に参加して来ました。 会場内で体調が悪くなった方が出たみたいで、その団体の中では、私は柔道整復師や整体師というよりもどちらかと言えば薬剤師として認識されているので、頭痛薬を持っていないかという相談でした。 もちろん、準備していたのですが、症状をお聞きすると、緊張で肩コリがひどく、それで頭痛になっているのだと思う、とのことでした。 あとは、古い建物の9階ということもあり、揺れやすいので船酔い状態になったのだと思います。 症状を簡単に聞いて事情が呑み込めたので、5階の別室に移動して頂き、肩と頭を触ったらカチコチ!! 心の中で「こりゃ、マッサージじゃ直ぐに解決せんし、揉みおこすくらいマッサージしても一瞬しか楽にならんな」とぼやきそうになりました…… そこで、何が本当の原因かを突き止める為に腹部を触診すると全体的に硬い!呼吸も浅い! 取りあえず、横隔膜を圧迫している臓器から施術し始めました。肝臓よりも胃がメインだと感じたので、胃の施術を行うと、臍部の脈(腹部大動脈)が強く触れる。胃をほぐすと左肩がある程度ほぐれたけど、十分ではない。 胃は柔らかくなったので、次に臍部の脈を圧迫しているだろうと思われる小腸のテクニックを施すと、一瞬でお腹が大きな音を立ててグルグル~~♪ 「これや!よしっ」 空腸がメインの原因の様でした。 後は肝臓付近の硬結が少し残っていたので、念のために軽く施術。 脳圧がまだ高かったようなので、矢状縫合とブレグマリリースおよび後頭骨の施術を行うと肩全体のコリも取れて、頭もかなり軽くなりました。 施術時間の合計は10分程度でした。 患者さんに原因を簡単に説明して、午前中は休憩しておくように指示しましたが、5分もせずに研修にもどり、夕方まで普通に受講されました。 あ~良かった… 今日は、他にもインフルエンザ対応で救急病院搬送、膀胱炎などの相談で忙しかったけど、自分の知識や技術が誰かのお役に立つということは本当に嬉しいですね。
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