臨床操体療法の特徴
- 省三 遠野
- 2016年6月12日
- 読了時間: 2分
当院の整体法「臨床操体法」を私が選んだ理由を少し紹介させて頂きます。 この整体法はもともと仙台の外科医である故「橋本敬三先生」が編み出された「操体法」を、大阪の辻本安久先生が30年以上に渡って研究し、もともと局所的な整体法を全身整体にまとめられたものです。 私が初めて辻本先生にお会いしたのは13年ほど前です。当時私は全国療術師会の学校に通っており、その関係で先生に出会うきっかけを頂きました。 民間療法を学ぶ学校でしたが実技の時間が少なく、卒業時点でも腰痛一つ治すことが出来そうにない現状に正直焦っていまして、困っていたところ辻本先生が1泊2日の研修をして下さったのがきっかけでした。 辻本先生は実技中心で、実際に施術を行う前後の変化を目で見てはっきりと分かり、しかもカイロのようにボキッという施術は一切ありませんでしたので、患者も施術者も不安がないという特徴がありました。 また、理屈はともかく施術による結果が全てで、カイロの学校では「この人は特殊な例だ!」といって治らなくても逃げの言葉を使ってましたが、辻本先生にはそれが一切なく、そういう場合は自分の技術が未熟だと仰って解剖の本を取り出して、何とか治せるようにと努力を積まれていました。ある時、連絡なしでご自宅にお伺いした時も、昼休憩でしたが、解剖学の本を読まれていました。 1泊2日の研修を終えた後、私なりにメモを綺麗にまとめて、それを見ながら友人を相手に練習をさせて頂きました。20歳頃にバイクの事故で頚椎骨折で死にかけた友人がいまして、当時まだ後遺症が残っており、毎週2~3回は接骨院に通っていました。この人で練習させて頂きましたら、当時素人だった私の整体でどこの治療院に行くよりも効果があると絶賛してくれました。毎週2~3回の接骨院通いが週1回、2週間に1回と施術の度に改善して行きました。 それで初めてこの整体法一つで多くの方のお役に立てると自信がついたのです。 巷にゴッドハンドと呼ばれる(または自称している?)治療家の方がいらっしゃいますが、辻本先生の臨床操体法を覚えると、もれなくゴッドハンドになれると私は確信しています。
Kommentare