右腕の痺れ
- 省三 遠野
- 2016年6月16日
- 読了時間: 2分
右腕が痺れている患者様が来られています。 痺れという症状は、大まかにわけると2つあり、電気的な刺激として感じる場合と、知覚麻痺・運動麻痺のように感覚が分からなくなるという種類があります。 この方の場合は、電気的な刺激に分類されます。 痺れはどちらの種類でも緊張するのですが、この患者様の場合は触り方を間違ったら余計に悪くしてしまいます。 治してあげたい! でも怖い! と、内心、すごく緊張しているのですが、察知されない様にポーカーフェイス。 (しかもこの方歯科医師やし…) 病院の診断でも頚椎か肩こりが原因だと思う、という感じだったようですので、頸椎の矯正と肩こり施術を行いました。 1~2週間である程度結果が出て、最初に比べて軽くなったけどまだ十分ではない、でも頚椎は明らかに神経圧迫を起すほどの異状は触知出来ない。 では胸椎か。調べてみるとTh2に側方変位・前方変位があり、右側を圧迫すると症状が再現出来た。 上部胸椎を触らずに、胸椎の矯正をしないといけない… この患者様を治療するための条件はこれでした。 色々と検査と施術を繰り返して、痺れ症状が発現しない手技で上部胸椎の矯正を行い、遂に側方変位・前方変位の改善に成功! 前回、Th2右側または棘突起を圧迫すると痺れがでたんですが、今回の施術終了時には無事になくなりました。 後は、この状態をキープしておくと、神経そのものの傷も改善して行くので、再発しなくなるでしょう。
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