偏頭痛の対処法について
- 省三 遠野
- 2016年8月29日
- 読了時間: 2分
先日、月に2回くらいの頻度の偏頭痛でお悩みの患者様が来られました。
頭痛薬を飲んでも効果がないらしく、寝込んでしまい、2歳の子供のお世話も出来ないほどになるそうです。
頭痛薬はロキソニンを使用している様でした。
そこで、ロキソニンの使い方をチェックすると、頭痛が完全に我慢できなくなってから服用しているとのこと。
これでは効果はほとんど感じなくても当たり前なんです
実は、偏頭痛は偏頭痛の兆候が出たら直ぐに服用するのが原則です。
痛みが完成してから(要するに我慢できなくなってから)服用してもあまり効果は期待できません。
私「薬局で薬をもらう時、説明を受けませんでした?」
患「そういえば聞いたような気がします」
私「あまり薬飲みたくないですもんね(笑)」
患「はい」
私「でも、偏頭痛の場合は、薬を飲むなら『これは来る!』って思ったら直ぐに飲まないとあまり効果がないんで、無理せず早めに飲むようにして下さいね。」
患「はい」
私「でも、整体を定期的に受けると頭痛薬は使わなくても済むようになる人が多いですよ。そしてその方が健康的ですしね。」
ちまたでロキソニンは劇薬(今はなぜか普通薬)だから飲んではダメ!という説がありますが、実際臨床の現場では副作用による大きなトラブルの話はなく、胃炎・胃潰瘍などの病気、腎臓の病気を持っている方以外は、用法・用量を守っているかぎり心配はないと思います。
むしろ、こういった「飲んだら怖い」という情報による、服用方法の誤認による患者様の不利益の方が目立ちます
医師の診断を受け、薬剤師のアドバイス通りに服用し、快適な健康生活を送りましょう
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