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踵の痛み

  • 執筆者の写真: 省三 遠野
    省三 遠野
  • 2016年10月12日
  • 読了時間: 2分

先日、右足の踵の痛みで相談を受けました。

半年前から痛みが続いており、病院に行っても治らず、接骨院に行っても治らず、中国式の整体だけは効果があるけど、数日で痛みが再発してしまうとのことでした。

踵を調べると、立方骨が外側変位を起しており、踵骨が内反していました。

私「過去に捻挫をしていますね。後遺症が残っています。」

患「はい、中国式の整体の先生にも指摘されました。」

取りあえず、立方骨と踵骨の矯正をしてから、足踏みをして頂きました。

患「痛みは軽くなったけど、痛いところが移動しました」

私「そうでしょうね。では、今度は別のところを施術しますよ。」

足踏みをしている時、痛みのある右側の方がかなり下がっているのが確認できた。

検査すると、左足が長い、左股関節の角度が悪い、骨盤が歪んでいる・・・

色々と歪みがある事を説明し、これら全体が理由で右踵に負担が掛かる様になっている事を説明して、全て左右差がなくなるように施術しました。

私「はい、もう一度足踏みをしてみましょう」

患「え?全然痛くない!!」

私「それは良かったです。今日は、捻挫の後遺症と右踵に負担を掛けている骨格を改善しました。足踏みの時に右肩下がりでしたけど、それも改善していましたよ。」

患「そういえば、バランスが良くなったのが分かります。」

私「骨格は今回リセットできましたが、また元の悪い状態に戻ります。ですから、1週間に1回ペースで2~3回通って下さい。あと、普段履いている靴を調べて、右足裏の外側面が削れているものがあると思いますので、それはもう履かない様にして下さい。」

踵の痛みの原因が捻挫の後遺症だけでしたら、捻挫してからずっと痛みが続いてきたはずです。でも、捻挫は忘れるくらい昔の話で、今回の痛みは半年ほど前からだということでした。ということは、捻挫の後遺症だけが原因ではないのです。その古傷に負担が掛かるような他の理由があるはずですよね。

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