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九州から当院の整体法「臨床操体法」を学びたいと・・・

  • 執筆者の写真: 省三 遠野
    省三 遠野
  • 2016年11月1日
  • 読了時間: 2分

先日、九州は鹿児島の鍼灸師とマッサージ師の免許をお持ちのSさんという方からお電話を頂きました。

治療家仲間の方から「『臨床操体法』を学んでは?」と勧められたとのことで、インターネットで当院に辿り着いたようです。

『臨床操体法』は、仙台の外科医である故「橋本敬三先生」の編み出された「操体法」を、大阪の「辻本安久先生」が、理論的に体系化しシステム的に手順を作られた整体法です。

Sさん「他にも身に付けたい鍼の技術があり、その道は険しそうなので別の療法を・・・」

はい、失格です

私「ところで、あなたは一体誰を治したいのですか?」

Sさん「え?」

私「どういった症状で困っている方のお役に立ちたいのですか?」

Sさん「・・・」

私「初対面のところを失礼ですが、あなたは治療技術のコレクションをしているように感じます。まず、治療技術があるのではなくて、まずどういう症状の方を良くしてあげたいか?が大切なのです。それに自分の持っている治療技術を使って、良くならないのであれば治療技術を磨いたり、新しい技術を学ぶなどの順番があると思います。今の考え方では目的が曖昧なので身に付かないでしょう」

他の道が険しいから別の方法を・・・

目の前にいる患者様の苦痛を少しでも楽にしてあげたい、ということがその人の価値観であれば出て来ない言葉ですよね。目の前にいる方を良くしてあげることが最大の目的(=価値観=治療家としての信念)であれば、険しくても通るでしょう。

治療家として歩み出し、九州から勇気を出してお電話下さった方へのせめてもの礼儀ですので、今後の治療家人生が充実する事を願って、バッサリと一刀両断させて頂きました

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